第11回口頭弁論傍聴記

私は、春になると頭の中にこういう人がたくさん出てくるんですよ。
http://www.youtube.com/watch?v=2CYwB8lj1mM&feature=player_embedded
はやく春になれ〜〜♪

そんな私の傍聴記です。



えー、今回も当たり前のように朝鮮学校嫌がらせ事件の裁判の傍聴に行って参りました。
抽選に間に合うように少し早い時間について見れば、もう人が列をなしており、抽選になるかな?と思われていたが、今回は何故か記者席が取っ払われており、その浮いた席で余裕ができ無抽選となった。法廷で着席すると、結局2、3人の余裕があったようだ。在特会側の人物は筆者の知っている限りは見当たらなかった。
法廷内は、原告側が学校弁護団でいっぱい、被告席は徳永弁護士と八木氏の二人という見慣れた光景で、裁判長入場で第11回口頭弁論がはじまったのだが、今回は、立証の段取りに対するやりとりだけとなり短時間で終わるものとなった。

この朝鮮学校嫌がらせ裁判も、双方の準備書面も一応出揃い、証人尋問においては被告側から、この事件での役割が薄いとされる証人尋問が前回まであった。もっともそれは被告側の言い分であって、筆者は美久氏と特にブレノ氏に関しては役割が薄いとは到底思っていない。

そして、いよいよ裁判も中盤に差し掛かり、今後は被告側より主犯格と目される証人と原告側からの証人が出廷となり、今回、裁判前に出された裁判所からの「論点整理案」を元に双方が意見を述べ、それを元に立証のための尋問となるのだが、そのための整理のやりとりをするのが今回の裁判であった。
目立って点として、まず原告側からの証人申請に学校父兄1名が追加された。
次に、被告側から今後、西村修平氏、八木氏、西村斉氏、中谷氏の4名を尋問する用意があると述べられたが、残りの自称桜井氏、荒巻氏、川東氏に関しては原告側からの意見を聞いた上でとの話があった。
その理由として、自称桜井氏の場合は在特会として訴えられているが、それは副会長の八木氏が尋問に応じる事で事足りるという判断で、荒巻氏、川東氏に関しては刑事裁判の調書が出ており事足りていると述べられた。
しかし、これはかなり苦しい話と言えるのではないだろうか。
在特会は、この事件を引き起こした主導団体としての役割は疑いようがない。そのトップが出廷責任を負わないという論理が果たして通用するだろうか。確かに自称桜井氏はこの事件の現場には参加していない。が、会のトップとして「朝鮮学校による50年に渡る不法占拠」を訴え拡散煽動してきたのは他ならぬ自称桜井氏その人ではないのか。その証拠となる動画、HPは探せば幾らでも出てくるだろう。
次に、荒巻氏、川東氏の出廷回避の理由は本当にそれでいいのだろうか。刑事事件の調書というのは既に判決により被告側主張が全否定されているものだろう。それは罪を認めている事になるのではないか。さらに刑事調書を持ち出すならば、同じく刑事調書のある、西村斉氏、中谷氏は何故出廷となるのだろう。
被告代理人たる徳永弁護士のこの時の言い方もなんとも歯切れが悪い印象を受けたが、想像するに、この3名は出廷拒否の意思を明確に表しているのではないだろうか。
被告代理人たる徳永弁護士もいろいろ大変だなと、被告側と裁判長とのやりとりを聞いていて思った。
最後に、原告側から中谷氏の最高裁判決をもって刑は確定したかの確認が被告側に求められ、被告側の確認を得た。


次回の期日は4月25日(水曜日)午前11時から。内容として立証方針と今後の裁判スケジュールの打ち合わせが行われる予定。





本日のグルメレポート
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