京都・徳島襲撃事件刑事第二回公判傍聴記 1 


先週、傍聴記を書いたと思ったらすぐに2回目ですよ。今回裁判進行が予想以上に早いので、民事と合わせてもう「仕事しろ>俺」どころか「仕事ができません>俺」になっている私です。
さて、本日も朝も早くから京都地方裁判所に行きますと、そんなに人がいない。なるほど。どんな注目の裁判でもみんなが見にくるのは最初と判決の出る最後だけで、間はこんなものか。こりゃ中法廷であっても傍聴券に当たる確率はかなり高くなったと予想していた。これで外れる人は余程運が悪いなとふんで、抽選を見たらやはり当たりでしたよ。ふふんと当たり前のように法廷に向かおうとすると、なんか「余程運の悪い人」の何人かに出くわし後を託される。残念です。外れた人の次回に幸あらん事を。そういう訳で今回も御所の焼き討ちと涙のラーメン紀行はなし。

では、裁判レポへ。
法廷に入ると、いきなり西村斉被告担当の渡辺弁護士より検察のほうに対応を求める何かが述べられたが検察は留保とした。その何かは聞き取れなかったが内容はそのうち判る事になるだろう。
裁判長入場の後すぐに審理に入る。
まず中谷被告担当の徳永弁護士より西村斉被告の冒頭陳述が行われた。京都事件にだけ参加した中谷被告は他3名と同じく無罪を主張するが、侮辱罪については法の観点から朝鮮学校、学校法人京都朝鮮学園が侮辱罪の対象とされているが、法人格のない団体や機関にまで侮辱罪の成立まで認めていない。単に東京都民とか九州人とか漠然とした対象に侮辱罪を適用するものではない。個人或いは特定の人格を有する団体が対象だ。本件では被害者とされる朝鮮学校では独自の法人格を有する団体ではない。形式的は学校法人の一機関であり実質的には朝鮮総連支配下にあり、独立した公益主体ではない。そもそも被害者とは成り得ないという疑問がある。学校法人京都朝鮮学園に対する侮辱に対しては、被告らは学園を特定したものではない。さらに公訴事実には侮辱罪にかかる表現と威力業務妨害にかかる表現が区別されずに上げられている。「わしらはね。今までの団体のように甘くないぞ」とか「早く門をあけろ」とか「日本から出ていけ」とか「門をあけてくれたら我々は帰る」とかは脅迫的ではあったとしても侮辱でも誹謗の言論でもない。そして「戦争中男手いないところレイプして虐殺して奪ったのがこの土地」とか「何が子供や、お前スパイの子供やないか」「朝鮮やくざ」とか「約束というものは人間同士で行うもの。人間と朝鮮人では約束は成立しない」といった言論は朝鮮総連朝鮮人に対する侮辱たりえても、学校や法人に対してではない。言うまでもなく朝鮮人という表記は東京都民とか九州人と同じ漠然たる表示であって、侮辱罪を構成するものではないと言える。次に政治的言論に対する観点から補足すると「朝鮮学校は学校ではない」「公園条例に違反して50年、サッカーゴール等を不法に設置している。こんな事は許す事はできない」「北朝鮮のスパイ養成機関朝鮮学校を日本から叩き出せ」「そもそもこの学校の土地も不法占拠」は被告人らの政治的主張として発せられたもので事実に基づく政治的表明そのものだ。本件は侮辱罪で起訴されているが、あえて名誉棄損で起訴されなかったという事は、これら言動が事実に基づく意見表明あるからだ。政治的表現の自由は民主社会に置いて優先的地位を与えられた基本的人権である。その理由は表現の自由の萎縮的効果というとこで、事実に基づく政治的な意見表明に対して侮辱罪をもって制限するという事は萎縮的効果になる。よって侮辱的言論と判別できるものに限定される必要がある。とりわけ総連という政治勢力は今も社会的影響力を今も保持する団体への政治的批判に対してはならおさらだ。よって公訴事実に上げられた言論で全体として侮辱罪に該当すると被告らの言論のコアな部分を特定する必要がある。むしろ被告らの言論を全体として見るならば、事実に基づく政治的意見の表明であると見るべきであり、それに違法性はない。

・・・・。えー、なんと言いますか、徳永弁護士はいろいろつらつら述べられております。公訴事実で被告らの発言をいろいろ区分けして、それぞれに侮蔑ではない意味をもたせようとしていますが、これはかなり無理筋な屁理屈と言える。少なくとも在日コリアンである学校関係者に被告らが罵倒侮辱したものではない証明なんてできるのだろうか?映像を見るとどう見ても被告らの罵倒の対象は面前にいる学校関係者しかいないのに。それとも被告らはその場に居ない見えない何かに向かって叫んでいたと言うのだろうか?不思議な話だ。



続いて西村斉氏の被告人質問。西村斉氏が正面被告席に座り、担当渡辺弁護士が質問する形式がとられた。まずは身上関係として年齢、家族構成、仕事内容、収入、在特会との関わり等の問答の後に、在特会の目的として西村斉氏は入管特例法の廃止と永住権の廃止、在日特権の意味として行政等にありもしない差別を大義名分にして乗り込んで言う事を利かせる。他の外国人と同じになれと回答。強制連行されてきた根拠のない資料を盾に税金をむしり事はやめてほしい。次にチーム関西について、関西地域で活動している保守団体の集まりで規則はない。在特会の関係としては会員もいるが嫌いな人もいる。政治的な目的は8割強一緒。事件当時の在特会のメンバーは4000人くらい、組織のルールは在特会HPに書いている。地域の支部長がいて任せられている。活動として「シナ人」朝鮮人の特権をなくそう。朝鮮学校に抗議する時はどんな調査をしたか、情報提供者がいた。しかし表に出す事はできない。朝鮮学校の性質はどうして調べたかと言えば新聞記事とか拉致に・・。

実はここまで渡辺弁護士が質問をしてN氏が答える形を一つの文にしているが、なんというか、弁護士の質問の意図を飛び越えて西村斉氏が意図しない発言で何回か制止して質問を繰り返す場面がある。

朝鮮学校を調べた経緯はメールで徳島は産経新聞で捉え方として朝鮮学校日教組に対する判断はしていた。
N氏は朝鮮学校について拉致事件で学校・総連関係者が関与されていた。麻薬の密輸にも関与、金正日のためなら命まで捧げよと訓示されている朝鮮学校内の地下組「ねっせい班」と呼ばれる優秀なクラスは総連幹部子弟で、一般の教員生徒間でさえ誰が地下組織か知りません。卒業後には「ふくろう部隊」と言われる補助工作員、韓国に対してのスパイ活動、尾行、脅迫、拉致等の任務をおぎなっている。子供はチュチェ思想元に朝鮮大学に進学し北朝鮮式の間違った革命戦士となり多数が工作員となり、日本人拉致事件に手を染めた事実は40年間、朝鮮学校の教壇に立った証言者が暴露している。その他反社会的活動、日本の国益を貶める活動を行っている事実は元総連関係者の著書で暴露されている。そのような認識で今回の事件に繋がる。日教組については日本を貶める朝鮮総連傘下の朝鮮学校あしなが育英会を語った募金詐欺で集めた金でカンパしました。日教組は山口で不正な手口で選挙資金を集めて懲戒処分を受けた。今回のカンパもマネーロンダリングを疑われても仕方ない行いを日々行っている。徳島の委員長は京都で日の丸にウンコの絵を描いた日章旗をデモをやっている元門真市会議員戸田かつひさ(名前が間違っております。戸田ひさよし氏です)と在特会を粉砕しようと共闘している。さらに日教組は長年、貴方の先祖は悪い事をしていると嘘、捏造の歴史を教え込み日本に誇りを持てない大人に育てあげた罪は重く子供達に対する精神テロだ。日教組は日本のガンである事は良識ある国民なら誰でも知っている事実だ。




ま、そういって京都、徳島の事件を引き起こしたそうですよ。
もうネトウヨマインド爆発ですな。
とりあえずまずはここまで。次は事件の具体的供述に入ります。