第9回口頭弁論傍聴記

えー、歯が抜ける夢を見ると金が入るという言い伝えがあるのをご存知でしょうか。ま、夢占いというか、まあ、当たるも八卦のたぐいなのですが。
でね、実は先日、現実に指し歯が寝ている間に抜けたんですよ。朝起きたら、布団の向こうに指し歯が転がってましてね。ああ、飲み込まなくてよかったなんて思ったりしたり。でね、その日のお昼にATMで口座からお金を引き出そうとしたら、なんと大金が入ってたんですね。うぉ!びっくりしてその場で踊っちゃいましたよ。やったねと。でも、よく考えて見たら見覚えのある金額でね、あれ?と思い直したら、ようは本来、仕事をしたお金が予定より10日早く何故か振り込まれていただけなんですよ。ええ、一瞬、夢見ました。そうなると大金ですが右から左ですね。支払いで。なんの事はないですわ。
でも、昼間、コンビニのATMの前で腰振って踊ったファンキーな自分にうっとりしました。ビバ、小さな幸せさん。さあ、次は歯が10本は抜ける夢を見るぞーー!
そんな私の傍聴記です。





裁判所に到着すると傍聴希望者が120名程おり、今回も抽選となり35名が外れたようだ。それにもかかわらず当たり前のように当たりとなり、当前のように法廷に入場した筆者です。これは何なのでしょうね。ちなみに宝くじ、ロト6、ナンバーズは当たったためしがございません。
被告側の傍聴希望者も数人来ていたようだが、抽選結果として法廷内で2人確認できた。
そして法廷内を見渡せば、原告席に弁護団いっぱい、被告席に徳永弁護士、八木在特会副会長の二人だけの何時もの風景に、今回人証のために出廷した美久氏が座っていた。

時間となり裁判長が入場し、まずは本日までに提出された書面の確認が行われた。提出されたのは、原告側は第13書面で、その内容は被告書面で映像では確認できないとされた文言を、原告弁護団が精査し間違いなくありその個所を指定した書面であった。被告側のほうはこの日に提出されたブレノ氏の反論書面というものだ。
次に前回確認された、西村父氏、美久氏、ブレノ氏の3人の当事者尋問の予定であったが、そのうち西村父が病気を理由に出廷できず、さらにブレノ氏も「準備不足」との理由で次回に延期になった事が裁判長と被告側の間のやりとりでわかった。後は提出物の確認。
まず、西村父氏に関しては詳しい診断書はなんでも「作成に一週間はかかるもの」らしく、診断書とは違うもの?が直前に出た模様だ。よって裁判長より次回は出れるのか?とその確認をしたが、被告側代理人徳永弁護士は本人と相談してからと返答した。
ブレノ氏の延期に関しては、原告弁護団としてもこの「当日に出たブレノ氏の反論書面」をもとに尋問内容を検討できる事で合意ができていた模様だ。

さて、そういう訳で今回の当事者尋問は美久氏一人という事になった。
早速、美久氏の尋問へと移り、嘘がなく真実を述べるとの宣誓が行われそのまま尋問へと移る。最初、被告側代理人徳永弁護士より美久氏に対する尋問が始まる。
(以下、証言を全て拾いきれず抜け落ちがあるのをご了解願いたい。また整理の関係で箇条書き風にまとめる。)



被告側代理人より尋問

◆まずは既に提出されていた陳述書の内容に間違いがないとの確認が行われ、次に美久氏は主権回復を目指す会在特会以外の活動では外国人参政権反対する会の活動をしており、署名活動、ビラ巻きを行っていたと証言された。
◆1月14日、3月28日のデモへの参加を認め、その告知は「2ちゃん」の掲示板で告知を見て参加した。
何が問題になって参加したデモかという問いに、京都市の公園が不法に使われていると答えた。
◆1月14日のデモについては デモ出発時間には間に合った。
◆目立ちたくないので最後尾を歩いていた。
街宣車に乗ったのは、荒巻氏に頼まれたので。
◆荒巻氏とはチベット関係で知り合った。
◆アナウンスした内容は指示されたものか?
渡された口上書きを読んだ、途中でパチンコ屋にきた時は西村修平氏に指示されパチンコ糾弾のアナウンスをアドリブでいれた。
◆この日はデモ終了後、他のデモ参加者と一緒に食事にいった。
◆3月28日も同じく2ちゃんの掲示板で告知を見て参加。
◆ウグイスは予定されていたものではない。
◆口上は覚えているか?
内容はだいたい言える。
◆動画で検証したが、「逮捕、逮捕」と連呼したのは?
暴漢に襲われた感覚があった。デモを妨害する人らがいたから。怖いから、言った。
◆警察から車をとりにいってはいけないという事で、電車で帰った。


ここで、徳永弁護士が在特会のことを「在日特権をなくす会」と紹介。これはまあ御愛嬌ですますけど、依頼人の名称を間違える事は結構恥ずかしい事ではないだろうか。


在特会の他の集会に参加したか。
した。
在特会、主権回復には人種差別的だという批判があるのは?
知っている。
◆陳述書で朝鮮半島出身の人と交流があるか?
はい仲良しです。朝鮮半島出身の友人が日本にいる根拠がなくなって帰ったとしても友人です。
在日コリアンに対しては悲しい目にあった。商売をしていて、借金を背負わされた。
詐欺行為を行った、法を犯して日本に居るのはおかしい。通名はなくしたほうがいい、これは在特会と共通。

ここの何処かで美久氏が「警察から後で聞いた」ものとして朝鮮学校関係者?から「犯すぞ」との暴言を受けたとの証言があった。



原告側より尋問

◆名前を言うのはいやだ。
◆名前を言うのがいやというなら荒巻氏らからなんと呼ばれていたのか?
言いたくない。
◆ニックネームはなんですか?
言いたくない。
◆西村斉氏とはいつごろしりあったか?
3年前から知り合い
◆mixでは「西村斉ファンクラブ」の管理人ですね?
(裁判と)どういう関係があるのか。 

ここで、徳永弁護士、裁判長からそのまま(素直に)答えるようにとうながされる。

◆人から押し付けられて、次に押し付ける人がいないのでやっている。
◆荒巻氏、西村斉氏は知っていた。西村修平氏も。
◆1月14日の時点では他被告らの顔くらいは知っていた。
◆この後、食事に行ってますね。
動画のとおりです。
◆いや、あなたにきいている。
あー、いきました。
◆そこには西村修平氏らはいたか。
いなかったと思います。多分。
◆1月14日以前に他被告らと一緒にいた事はあるか。
(彼らが)おられたという事はある。
◆3月28日の後に5月に京都市役所前でパチンコ反対デモに出ていますね。
いきました。西村修平氏もいた。焼肉にいった。在特会の嫌いな人は帰りましたけど、何人かと一緒に。
◆一年後の12月4日一周年の街宣には?
東京で出ました。渋谷。
◆2回しか参加してないと陳述書で言ってましたね。
訴状に書いてある分ではそう。
◆そういう意味なのか。
そうです。
(一周年のデモは学校を)糾弾するデモではなく私は趣旨が違うと思っていた。朝鮮学校ではなくて公園が戻ってきた(デモ)と思っていた。私の解釈はそう。
◆デモに参加した理由は?
勧進橋児童公園の事は放置できないと、在日特権を許さない趣旨には賛同していた。
◆デモが行われた場所がどういう場所かしっていたか。何故南区のあの場所だと思ったか。
あんまり深く考えなかった。
勧進橋公園でやる事はわかっていたのですね、
そういう事になりますね、
◆一緒に街宣車に乗っていたサングラスの女性は誰ですか。(クロエ氏)
その場まで知らなかった。
◆口上書きにこれはおかしいというのはなかったですか。
大筋あっていると思った。
◆抵抗を感じる内容はなかったという事ですね。
そうですね。
◆心にもない事を云わされたのではなく、貴方の思っている事でよろしいでしょうか。
大筋ではそうです。
◆納得できないとこはあるのですか。
そこまで考えてないです。
口上書きに関しては抵抗ありません。(被告美久氏は)ボランティアです。
◆納得できなくて読まない事もできる立場ですね。
そうですね。
◆「生意気にも不法占拠した勧進橋公園でふんぞり返っている朝鮮学校は、約50年に渡り勧進橋公園を不法占拠していました。在日特権を許さない市民の会、主権回復を目指す関西支部は合同で勧進橋児童公園奪還作戦を慣行しました」これを(口上を)覚えていますか?
はい。
◆どの場所が朝鮮学校か現地で見ましたか。
勧進橋公園の前の、はっきりと校舎までは見てないですが。
誰かに教えられてませんか?
見ましたね。多分そうだと思います。そこまで言うと記憶がないんですよ。
朝鮮学校のすぐそばでデモをしていた事はわかっていたのですね。
はい。
◆50年に渡る不法占拠と喋っているんですけど、貴方の喋っている不法占拠とはどういう事なのですか。
手順を踏まずに勝手に使っていた。校長先生が罰金刑をうけている。
◆罰金をうけたというが、具体的にどの行為か知っているのか。
都市公園法
◆どのような(理由)?
そこまでいうと法律は専門家ではないのでそこまではわからない。
◆(校長は)何をしたか?
50年に渡り勝手につかったというのは、共産党の議員のHPにも書いてある。そこで勝手につかったと。そこに「50年に渡り使っていた」と書いていた。
◆西村斉さんが11月に来ているんですけど、彼が公園に入れなかったという事はないですよね。具体的な説明ができないですか。できないならそれでいいですけど。
衆議院議員がグランドとして使っているというから。


原告弁護士がさらに質問しようとすると裁判長が間に入る。「その程度の認識」ということでくぎる。


◆「警察は朝鮮パチンコとの関係を即刻断ち切り不逞朝鮮人を取り締まれ」と言ってますが記憶にありますか。
はい。
◆「我々、日本人が朝鮮人に殺害された恨みを未来永劫あの世に行っても忘れないぞ」記憶にありますか。
はい。
◆「復讐するぞ。かならず日本から叩き出してやる」
はい。
◆こういう事をいって朝鮮学校の近くでマイクを使って言ってたのですね。
近くという意識が違うんですけど。
勧進橋児童公園で集まってといったじゃないですか。
わからないです。
◆ユーチューブでお馴染みと言ってますが、そうなんですね。
そうみたいです。
◆動画写るのがいやで最後尾にいたと言ってますが、動画に写されるという事も認識していたわけですね。
動画で写りたくない人は最後尾というふうにいわれていた。
◆戦後、武装集団として朝鮮進駐軍の話をしていますね。GHQの資料で4000人以上殺害されたと。
はい。
◆朝鮮進駐軍朝鮮総連の前身だったと。
はい、喋りました。
◆それは事実なんですか?
朝鮮進駐軍という言葉が、何千人というのはそういう細かいとこはわからないけど、祖父、おじいちゃんが暴れた事実を私に伝聞として、生き証人として教えてくれた。食べ方が汚かったら外国の子みたいや、背筋を伸ばしてしっかり生きろと、そういった事実があった事は祖父の生前に聞いています。
◆祖父から聞いたという事ですか。
はい。
◆おじいちゃんは全部見た訳ではないですね?
何千件とか言葉尻をとられると答えられないですけど、そういう事実があったと祖父から聞いてます。
◆根拠はおじいちゃんですね。
はい、そうですね。
◆貴方はシュピレヒコールと唱和を求める事をやってますね。
はい。
◆「戦後、朝鮮人に理不尽に殺された祖先の恨みを我々日本人は決して忘れないぞ。
我々は受け身になるつもりは一切ない。徹底的に戦います。日本の子供たちの笑い声を奪った卑劣な朝鮮学校を我々日本人は決して許す事はできない」
言いました。
◆何故、本名や住所が言ってなかったのですか。
いう必要がない。
◆貴方としては学校の近くまでいって表現の自由と言ってますが、貴方の近くで言われるのはいやなわけですよね。
私は私人なので。公人でもないので。私人だから。
◆日本植民地時代に朝鮮半島からきて、その時は日本国籍はあったと。しかし1952年に日本政府通達により一方的に奪ったという事実は知ってますか。
建て前としてはそうですね。

ここで原告側弁護士が陳述書と被告書面の違いを指摘しようとしたが、被告代理人が個人的な見解と裁判をどういうふうに戦うか別だと抗議。裁判長のほうで「被告との信頼関係があるので」という理由でさえぎる。


続いて別原告代理人と交代。

京都市民として勧進橋児童公園の問題を感じられておられるわけですね。
京都市民として。
◆同じ京都市民の中には学校に通わせる人もいますが、貴方は帰化して「京都市民」なんですか。
国民はそうですからね。
勧進橋公園にいって校舎を見てという質問がありましたが、この第一初級学校は他にグラウンドがあるかどうかご存知ですか。
そういう事は知りません。
◆では、どうして子供たちがその前の公園を利用していたか、それについて調べてはないのでしょうか。
共産党衆議院議員の)穀田さんが書いてあるとおりじゃないですか。50年前からつかっていると。
◆ご自分で調べた事はないんですね。
衆議院の先生がいうとおりでは。
在日特権の問題について共感したという事はわかったのですが、その特権について犯罪を犯した人は他の外国人と同じように強制送還されないのは貴方の考える特権なのですね。
そうですね。
都市公園法違反で校長先生が罰金にされたと、これは強制送還されべきでしょうか。
日本の法律で他の外国人は帰らされるのだから、帰るべきでしょ。
法律上帰らねばいけないならそうでしょ。


さらに原告代理人交代。

◆ネットではニックネームで中傷されているのですか?
本名もです。裁判記録を見た人だ。(裁判記録を見た人が拡散している?)
◆どのような中傷でしょうか。動画にありますか。
そこまでは見てない。
◆西村斉ファンクラブの管理人としてどのような作業をしているのですか。
何もしていない。
ネットはおもに携帯から。


裁判官から

◆デモ行進の参加は2ちゃんなどの掲示板からですね。それは在特会、主権回復の掲示板ではないということですね。
はい。
◆口上書きは文書で書かれたものか、それとも項目か。
A4に印字されたもの。

裁判長より
◆貴方はマイクの使い方がうまいと思ったけれども、今まで人前でこういう事した事あるんですか。
人前で喋るのは慣れてます。
◆どういう事で慣れているのか。
別に、育ってきた環境の中で、別に、人前ではものおじしない事は慣れてます。
◆マイクをもってシュピレヒコールをするのは初めてですか?
カラオケがうまいかも知れないです。ちょっとわからないです。
◆これは本件が初めてですか?
マイクとか使って喋るようになったのは、その西村斉さんらと顔見知りになってからです。それまで使ってないです。
◆訴訟の2回以外マイクを使って何か話をした事はあるか?
手伝ってて、だから、途中で呼ばれたりとか、そう言われる時のありますし、使った事はありますけど、あの以前には使ったとして1、2回くらいだったんじゃないかと思います。ちょっと記憶にないです。


以上。時間にして約1時間に渡る尋問が終わった。
最後に裁判長より次回の予定について、被告代理人に(西村)御父さんは次回間違いなしにくるのか?と再度の問いかけがあったが、徳永弁護士は相談してと答える。また今後主要メンバーの尋問になるが出廷できるのかの疑問があるようで調整を被告代理人に求めた。

次回は1月25日水曜日午後1時半より。
次々回は3月7日水曜日同じく午後1時半予定。



さて、今回は初の人証という事で、箇条書きのほうがニュアンスも含めわかってもらえると思いそうしてみた。
そこで、美久氏の態度が最初から最後まで、あくまで自分は首謀者ではなく一般参加であり、朝鮮学校嫌がらせ事件での責任性はないとの姿勢が現れていたと言える。
しかし、考えて見てほしい。学校近くを排外意識丸出しでのし歩いた連中は彼女の声に代表され、彼女の声で唱和をとりのヘイトスピーチを振り撒いたのだ。学校近くという事はあの周辺、いや、在特会主権回復を目指す会があの時にデモしたコースは在日コリアンの密集地で美久氏の声で人々を傷つけていた事を想起してほしい。しかもそのヘイトスピーチそのものに彼女は違和感なくその文言を認めながらそれを吐き出していたのだ。
さらに、その言葉と行為により人を傷つける事の根拠が、祖父の伝聞と穀田氏のHPからというのを何をどう表現したらいいだろう。こんなもので人を傷つけて自分は傷つきたくないとはどういう了見なのだろう。
また、まずその祖父の事は置いといたとして、「50年に渡る不法占拠」の「根拠」とした穀田氏のHPの個所は以下のものだが、
穀田議員の「京都朝鮮第一初級学校運動場問題で関係者と話し合い。
http://www.kokuta-keiji.jp/column/nisshi/1094221827.html
ここには「同校は、地元の住民の承認を得て公園を運動場として50年以上にわたって使用」と書いてあるのが、何処をどうしたら「50年に渡る不法占拠」と読めるのだろう。被告らには「地元の住民の承認を得て」という文字が見えないようだ。被告らの「根拠」とはこんなのばかりで、まともじゃない。裁判長も認めるが「この程度」なのだ。


さらに、在特会の八木氏が裁判報告を以下に書いていた。

在特会八木副会長の裁判報告。
http://www.zaitokukai.info/modules/wordpress/index.php?p=360


「特に面白かったのは「在日コリアンは1952年に日本政府によって無理矢理日本国籍を剥奪された人達であることを知っているか」との質問です。その前に 「自分で見て確かめた訳でもない朝鮮進駐軍…」と言って自らの体験でなければ真実でないようなことを言っていた江頭弁護士が、自分の意見となるとそれを見 てきた訳でもないのに真実としてしまっている哀れな姿を見て、「この人、頭大丈夫か」と思いました。細かい事を言うならば、朝鮮は昭和20年(1945 年)に独立し、北朝鮮という国も1948年に建国したのだから、1952年の段階で既に在日朝鮮人は自ら日本国籍を離脱していたのです。彼等は日本人にな りたくなかったから終戦の翌年から朝鮮学校を作って民族教育を行っていたのでしょう。そのことを原告第一準備書面に書いておきながら、見事に矛盾する尋問 でありました。江頭弁護士の尋問が滑稽であるのに加え、中嶋さんの回答も更に笑いを呼び起こすものでした。「私はそうでない在日の人を知っている」これは 本当に効いたでしょう。」

と書いてあるが、筆者は正直、八木氏は頭、大丈夫か?としか思えない。
突っ込み所は満載なのだが、一つだけ。「朝鮮進駐軍」の「根拠」が「おじいちゃん」というという話と、サンフランシスコ条約を受け日本政府通達が出された「事実」と混同するほうがどうかしている。
八木氏にとって「おじいちゃん」の話は全て歴史的事実なのだろうか?「朝鮮進駐軍」の話を事実としたければヤクザ本ではなく資料と文献をもって書面にすればいい。しかし、自分達の訴えたい「事実」であるにもかかわらず被告書面にはそんな事は一言も書かれていないのだが。
さらに、八木氏は自分達の主張である被告書面をちゃんと読んで理解してないだろ。
まず、原告第一書面の「「ウ 戦後の朝鮮学校を巡る状況」の「(ェ)サンフランシスコ講和条約以降」を読んでほしい。そこには「1952年4月、サンフランシスコ講和条約が発効した。これに際し、法務府民事局長通達により、在日朝鮮人は、一方的に日本国籍を剥奪され、外国人とされた」と書かれている。

学校側第一準備書面
http://d.hatena.ne.jp/arama000/20110519/1305807315


これの対論となる被告側第6準備書面の「(5)同3(3)(在日朝鮮人における特別の重要性)について」の項目「キ  戦後の朝鮮学校をめぐる状況」を八木氏はよく読めと言いたい。

被告側第6準備書面
http://d.hatena.ne.jp/arama000/20111007/1317964506

そこには「戦後の朝鮮学校をめぐる状況に関する原告の主張については概ね認める」とハッキリと書かれているのを何だと思っているのだろう。事実として「在日コリアンは1952年に日本政府によって無理矢理日本国籍を剥奪された人達」である事を被告らは裁判書面で認めているのだ。
これを美久氏が言うように「建前」だと八木氏が思っているならば、被告書面に書いてあるのは「嘘」か?建前による歴史的事実なんてあろうはずがない。
原告側弁護士は事実の確認を求めたのであって、帰属意識を語ってはいない。それが理解できないのなら、やはりどうかしていると言わざるえない。

また、「事実」でなく方便のつもりで書面に書くならば、被告らの態度はあまりにも不誠実であるし、これは原告弁護団も指摘していたが、代理人が勝手に書いたとするなら、代理人と被告が言っている事が違うのもうなずける。しかし、そこに何の信頼関係があると言うのだろう。甚だ疑問である。
さらに、与太のようなその程度の「根拠」で人の名誉を落とし込める行為が認められていいわけがない。







本日のグルメレポート。
京都は東九条にある「水月亭」
昭和の雰囲気漂うホルモン料理満載でウマーーー!いや、本当にうまい。
マッコリと焼酎グビグビ。生ホルモンをガツガツ。ここにくるとみんな「おっさん」になります。ええ、ここで久しぶりに「おっさん」らしい「おっさん」を私は目撃しました。